子どもが生まれてから、意見が合わずに喧嘩ばかりしていませんか?
子育ては夫婦の絆を深めるきっかけになる反面、お互いの意見が合わずにもめる原因にもなりますね。
今回は、そんな夫婦の関係について
- 夫婦関係の良し悪しは子どもに影響があるのか?
- 悪影響を及ぼしてしまうのか?
という疑問に対して、研究データを参考にお伝えしていきます。
結論として「夫婦の仲が良いと子どもにも良い影響があるし、逆に仲が悪いと悪影響がある」と言えるようです。
夫婦関係と子どもの気質との関連
今回ご紹介する内容は、
- 360人を対象とした11年間の縦断研究
- 両親や子供に対する質問紙
- ビデオ録画のデータ
から得られた知見を紹介します。
夫婦関係が良ければ子どもは抑うつになりにくい
夫婦関係が良好であれば子どもは抑うつになりにくいようです。
調査結果の具体的な内容は以下の通り。
- 子どもは、夫婦間の愛情関係が良好であるとその家庭の雰囲気は暖かく居心地の良いものと感じる
- 母親に対する父親の愛情が、家庭の雰囲気に与える影響は母親の約2倍
- 家庭の雰囲気の良さが児童期の抑うつ傾向を低める
図で表すとこのような感じです。

夫婦関係が良好であると、結果的に子どもがうつになりにくくなります。

しんめい
「父親の愛情」が家庭に与える影響は大きいようです!
子どもにとって、大好きな2人が対立する場面を見聞きするのは大きな心理的ストレスになるのかもしれませんね。
母親が父親を信頼していると反社会的な問題行動が減少する
ここで挙げる「問題行動」とは、以下を指します。
- 学校や家庭の不服従
- 頻繁なケンカ
- かんしゃく
調査結果の具体的な内容は以下の通りです。
- 幼少時に攻撃的で問題行動が強かった子どもは、その後もその傾向が続く
- 幼少期に問題行動が強くても、母親が父親に対して信頼感が高い場合、児童期の問題行動が減少
残念ながら、小さいころから問題行動が多い子は、大きくなっても問題を起こしやすいそうです。
しかし、母親が父親を信頼している家庭では、子どもの問題行動が減少することが分かっています。

しんめい
我々父親の日頃のおこない次第ですね。
まとめ:奥さんを大事にしよう
今回、夫婦間のあり方が子どもに大きく影響を与えていることを示す研究データを紹介しました。
本記事のまとめ
- 夫婦関係が良ければ子どもが抑うつになりにくい
- 母親が父親を信頼していると反社会的な問題行動が減少する
意外なことに、家庭の雰囲気づくりには父親の愛情がとても大切なのだそうです。

しんめい
男性陣の皆さん、奥さんを大事にしましょう。
しかし、言い換えれば以下のように解釈できます。
夫婦関係が悪ければ、子どもの抑うつ、問題行動リスクが高まるかも?
子どもを大切に思うあまりケンカした結果、夫婦の仲が悪くなっては元も子もありません。

しんめい
「一に奥さん、二に子ども」のスタンスで頑張りましょう!
ではまた。
▼参考文献
- 菅原ますみ:父親の子育てと子供の発達ー清吾1年間の追跡調査から、1999.

子どもに良い影響を与える父親との遊び【1つだけ紹介!】
「子供にはどんな遊びが良いんだろう?」 「遊んであげたいけど時間がない。。」 「父親として何ができるんだろう。」 ...
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