「FIRE=Financial Independence and Retire Early:経済的に独立して早期退職」
最近、この言葉をよく耳にするようになりました。早期に経済的に自立して仕事に縛られない生き方を目指す動きですね。
僕も2018年ぐらいから「働くの、なんか疲れちゃったなぁ」と思うようになり、2020年から漠然とFIREへの想いが芽生え、その気持ちは日に日に増してきています。
FIRE関連の書籍を見つけては日々読んで胸を熱くする日々です。
先日、それらの書籍のなかで大変興味深いデータを発見しました。
出典:「FIRE 最強の早期リタイア術-最速でお金から自由になれる究極メソッド」

今回はこちらのデータを基に、FIREを目指すうえで重要な点を紹介していきます^^
FIREのために「貯蓄率」が重要な理由
先ほど提示したグラフをもう一度提示します。
このグラフは、FIRE(=リタイア)するためにどれほどの年数が必要かを示しています。FIRE達成までに影響する要素を絞り出すと、実はたったの2つしかありません。
- 貯蓄率
- 投資リターン
グラフから例を挙げると、
- 貯蓄率60%の人は、10~15年でFIRE可能
- 貯蓄率30%の人は、投資リターンによってはFIREまでに20~45年かかる
ことが分かります。
つまり、「貯蓄率」と「投資リターン」を高めることが早期FIREを目指すうえで重要になります。
しかし、投資リターンを高めるのは投資のプロでも難しいため、計画的なFIREを目指すなら「貯蓄率」を高めることが必須です。

貯蓄率を高めさえすれば確実にFIREは達成できます!
グラフから分かる重要な点
先ほどのグラフでは貯蓄率の重要性のほかにも、いくつか大切なことを示唆しています。
- 年収が高いだけではFIREできない
- 短期目線なら貯蓄率がより重要
- 長期目線なら投資リターンもけっこう重要

それぞれ補足していきます。
年収が高いだけではFIREできない
当たり前の話ですが、多くのお金を稼いだとしても、全て使い切ってしまえばいつまでたってもFIREはできません。
あくまでも、
が重要となります。
そのため、たとえ収入が低くても、日頃の支出を適切にコントロールできればFIREは不可能ではありません。
一般的に、ひとは稼ぐ金額が増えるに従い生活水準を上げてしまいがちです。収入と支出のバランスを見直し、誘惑に負けないように自律できればFIREはぐっと近づきます。

自分にとって心地よい生活水準を見つけられれば、ストレスなくFIREを目指せそうです。
短期目線なら貯蓄率がより重要
早期にFIREを目指すのであれば、「貯蓄率をいかに高めるか」が最重要になります。
なぜなら、投資による恩恵は得づらいからです。
例えば、10年間働いたのち早期FIREを目指すのであれば、「70%以上の貯蓄率」を実践する必要があります。
その際の投資リターンごとのプロットを見ると、その差はごくわずか。短い期間では複利の効果がほとんど現れないからです。
そのため、短期間でFIREを目指す人ほど「貯蓄率」がより重要になります。
長期目線なら投資リターンもけっこう重要
しかし、年収や家庭状況によっては貯蓄率を高めるにも限界があるため、20-30年の長期計画でFIREを目指す人もいると思います。
そのような場合、投資リターンも大きく影響することを意識しておく必要があります。
例えば、貯蓄率30%で将来的にFIREを目指す場合、
- 投資リターン1%なら、45年かかるが、
- 投資リターン10%なら、20年で達成可能。
リターン成績によっては25年もの差がついてしまいます。
実際には「投資リターン10%」は、その時期の情勢や運が強く影響するため現実的ではないと思いますが、同じ貯蓄率でもリターンを1%UPさせれば3~5年早くFIREできるのです。

長期目線の場合は、投資リターンにもこだわった方が良さそうです。
まとめ:早期FIREを目指すなら貯蓄率を上げるしかない
今回、書籍「FIRE最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」から以下のデータを紹介させていただきました。
このグラフから学んだことは次の4つです。
- FIRE達成には「貯蓄率」が最重要
- 年収が高いだけではFIREできない
- 短期目線なら貯蓄率がより重要
- 長期目線なら投資リターンもけっこう重要

なによりも「貯蓄率」が重要。加えて、長期目線なら投資リターンを上げられるよう努力が必要です。
今後、FIREを実現していく人は増えていきそうですね。僕もその波にぜひ乗れるよう努力していきたいと思います。
ちなみに、我が家の貯蓄率から計算するとFIREできるのは30年後でした。30年後と言えば60歳なので定年と変わりありません。(。_。`)チーン

なんとかせねば!
ではまた。
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