「子供にはどんな遊びが良いんだろう?」
「遊んであげたいけど時間がない。。」
「父親として何ができるんだろう。」
と考える方、けっこう多いと思います。
僕にも1歳に満たない子どもがいますが、母親と比べて役に立たないというか、絶対的な時間が不足しているような。。
しかし、そんな悩みに対して1つの答えになりそうなものがあったので紹介させていただきます。
それは、【Rough and Tumble Play(取っ組み合い遊び)】です。
今回は「取っ組み合い遊び」の具体例や、優れた効果について詳しく説明していきます!
Rough and Tumble Paly(取っ組み合い遊び)とは?
「Rough and Tumble Play」とは笑い声やスキンシップを伴う活動性の高い身体遊びを指します。
具体的には、
- 追いかけっこ
- くすぐり合い
- たかいたかい
- 両脇ジャンプ
- いもむしコロコロ
などが当てはまります。
※ちなみに、くすぐりに対する反応が始まるのは4カ月頃だそうです。
父親と遊ぶことで得られる4つの効果
Rough and Tumble Playは、動物研究やヒトを対象とした研究によって脳のある領域に神経可塑性を促す可能性があることがわかっています。
それは、以下の4つの領域になります。
- 攻撃性|相手を傷つける発言や暴力を抑える能力
- 社会的能力|他人との人間関係を適切に構築する能力
- 情動スキル|怒りの感情をコントロールする能力
- 自己調整能力|自己の感情を理解し、適切な方法で調整する力
これらの領域に対してポジティブな効果が報告されています。
そのほか、父親が子どもと「Rough and Tumble Play」をすることで次のことが示唆されていました。
- 喜びや幸福感を生み出す主要な情動システムと関連する。
- 18か月時点のRough群はNon-Rough群と比べSurgency(俊敏さや賢さといったの性格・気質)が高い傾向があった。
親と触れ合いながら荒っぽい遊びを通じて、温感や感受性を高めつつ、他者との適度な距離感などを学んでいるのかもしれません^^
まとめ:父親にしかできないこともある!
父親が子どもとRough and Tumble Paly(取っ組み合い遊び)をすることで
- 攻撃性|相手を傷つける発言や暴力を抑える能力
- 社会的能力|他人との人間関係を適切に構築する能力
- 情動スキル|怒りの感情をコントロールする能力
- 自己調整能力|自己の感情を理解し、適切な方法で調整する力
にポジティブな効果が示されています。
父親にしかできない役割があるというのは嬉しいですね。
子どもは母親を求めがちですが、元気に遊べる年頃になればお父さんの出番です!
全力で遊べるように、今のうちに体力を養っておきましょう(笑)
ではまた。
▼参考資料です
- 中川敦子:Rough and Tumble Play(取っ組み合い遊び)が育むもの:生後 2 年間の生活のなかで
- 中川敦子:気質の発達と遊び・なだめ方、2010.
- StGeorge J:measurement of father-child rough-and-tumble play and its relations to child behavior,2017.
- Anderson S: mesuring the quality of eraly father-child rough and tumble play: tools practice and research.2019.
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