二世帯住宅の懸念点の1つと言えば、将来の「親の介護」ですよね。
介護が必要となる主な理由には「認知症」が挙げられており、厚生労働省によると、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推計されています。
認知症の介護って実際どんな感じよ?
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は我が家で起こった「認知症の義祖母のリアルな行動7選」を紹介したいと思います!
僕は仕事柄、認知症の方と毎日のように接しているので、慣れているほうだと自負しています。しかし、そんな僕でも二世帯住宅に住み始め、認知症の義祖母と毎日生活すると、
まぁまぁのストレスです。。
うちの両親はまだまだ元気だし、関係ないぜ!
と思っている方も、10年後、20年後にはどうなるかは分かりません。
今回の例はあくまで義祖母ですが、数十年後、親を介護するビジョンを膨らませるのに役立ててもらえれば嬉しいです^^
認知症の義祖母のリアルな行動7選
①朝から晩まで何かを探している
認知症の代表的な症状は「物忘れ」です。
物忘れの多い義祖母はいつも何かを探しています。
財布がなくなった!
湿布が見つからないんだけど。。
実際に無いわけではなく、自分でしまった場所が分からなくなっていることがほとんどです。自分で隠したとしか思えないような場所から出てくることもしばしば。
なぜかベッドの下から湿布が大量に出てくることも。。
探し物に毎日付き合う義母も大変そうです(´・_・)
②夜8~10時は不穏になりやすい
夜の8~10時、義祖母はそわそわして落ち着かなくなることが多いです。
義祖母は落ち着かなくなると、廊下をウロウロしたり、仏壇にお線香をあげる(なぜ?)ことが増えます。「物探し」もこの時間帯により激しくなります。
※火の始末が不安なため、新居に引っ越すタイミングで「お線香→電気線香」に変更させていただきました。古家では煙でモックモクだったそうです^^;
とくに引っ越して間もないころは顕著でした。
トイレの場所が分からない(部屋の前にある)
電気の消し方が分からない(自動照明)
なんだか頭がおかしくなっちゃったみたい。
義祖母と1階に生活する義両親は、夜な夜な起こされ一睡もできなかった日もあったそうです^^;
※その日僕は2階で爆睡してました(๑˃̵ᴗ˂̵)و
③3分ごとに同じ話を繰り返す
同じ話を繰り返すことも、認知症の典型的な症状です。
(ひ孫)大きくなったね~。ご飯は食べたの?
はい!食べましたよ!
ー3分後ー
(ひ孫)今日はご機嫌だね~。ご飯はもうあげたの?
はい!さっき離乳食をあげました!
ー3分後ー
ご飯はもうあげたの?
はい。。。
さっきから何回も聞いたでしょーが!!!(怒)
日々こんな会話を繰り広げております(笑)
仕事柄慣れてはいるものの、ちょっとしんどいですね^^;
④トイレの往復が忙しい
義祖母はトイレに行ったことも忘れてしまうので、トイレの回数が大変多いです。とくに、早朝は5分おきに往復しています。
物音が気になってしまうためか、義両親たちも朝が早い。
5時半には1階から生活音が響いてきます。
ちなみに、トイレに通う頻度が多いため
- 水道料金は平均世帯の1.5倍
- トイレットペーパーは1日1個消費
というプチダメージ(xox)
⑤2階に迷い込んでくる
義祖母は混乱がピークに達すると、義母を探しに2階に上がってきてしまいます。
〇〇さん、〇〇さん(義母の名前)?
夜に2階のリビングでくつろいでいる我々夫婦は、突然廊下から声が聞こえて縮み上がります。
忍び足で来るからめちゃくちゃ怖いんですよ(笑)
しかし!浸食されつつある2階をこいつが守ってくれています!
子ども用に設置したつもりでしたがこんな形で役立つとは(笑)
⑥風呂場にも迷い込んでくる
正確にいうと脱衣所ですが、僕がすっぽんぽんのときに義祖母は侵入してきます。僕のお風呂タイムと義祖母の歯磨きタイムが被るようです。
もう3回も裸を見られました。もうお嫁にいけません←
そのため、日々緊張感を持って着替えに臨んでいます。
※鍵はついているのですが子どもを風呂に入れる都合、妻が出入りできるよう鍵はかけられないのです^^;
⑦ひ孫を男の子に間違える
義祖母は、僕たちの娘(ひ孫)をずっと男の子だと勘違いしています(約1年になります)。
おぼっちゃん、今日はご機嫌だね~。
(女の子ですよ。)
どうしたの?今日はなんだか女の子みたいな格好だね~。
(だって女の子だもん。)
愛くるしい我が娘を「男の子」に間違えるなんて、失礼しちゃいますね( ゚,_ゝ゚)
まとめ:将来の介護は二世帯につきもの
今回、認知症を患う義祖母の「リアルな行動7選」紹介させていただきました。
- 朝から晩まで何かを探している
- 夜8~10時は不穏になりやすい
- 3分ごとに同じ話を繰り返す
- トイレの往復が忙しい
- 2階に迷い込んでくる
- 風呂場にも迷い込んでくる
- ひ孫を男の子に間違える
今回の事例は義祖母であり、介護は義両親が担っているため半分ネタのようになっていますが、20~30年後には僕たちが親の介護を担う立場になります。
おそらくその時のストレスは「プチ」どころではないでしょう。。
二世帯住宅を選択した以上、ある程度覚悟しています。義祖母の介護を今のうちに目に焼き付きて、将来に活かそうと思います。
でも、やっぱ無理だ!!となったら早々に介護サービスをフル活用しますけどね(笑)
※個人的には、「元気なうちから介護施設への入所」というのもアリだと思っています。今は様々なタイプの施設があります。ご家族に合った施設を見つけてあげられればお互いの心身の健康を保てますよ(理学療法士の立場より)。
ではまた。
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