「パートナーから二世帯を提案されたんけど、二世帯ってどうなんだろ?」
「義両親と一緒に生活していくの、自信ないなぁ」
「実際に住んでいる人の話が聞きたい!」
そのように考えてはいませんか?
「子育てを手伝ってもらえるし、将来介護するにも一緒ならラクでしょ」と、軽い気持ちで二世帯を承諾し、あとで後悔している人は多いです。
実際僕も「家のお金も安くなるだろうし、まぁいいか」と深く考えずに受け入れてしまったタイプ。その結果、「もうしんどい…( ;∀;)」と思ったことはよくあります。
そこでこの記事では、僕が実際に二世帯住宅で暮らしてから、つらいと感じた出来事を紹介していきます。ぜひ「自分だったらやっていけそうか」の判断基準にしてください^^
住み始めたころは何度も後悔しましたが、2年も経つとけっこう慣れました。今はイライラすることもだいぶ減って、頼れるところは図々しく頼っています。
- 二世帯がつらいと感じた瞬間16選
- 1.義両親にお金が無いと分かったとき
- 2.金を出さない義両親が遠慮なくオプションを追加してきたとき
- 3.おうち見学をハブられたとき
- 4.物音もたてずひっそりと過ごしているとき
- 5.DIYしてたら途中で奪われたとき
- 6.休日の予定が勝手に決められてたとき
- 7.子どもに勝手にジュースを与えていたとき
- 8.妻が連絡係として役に立たなかったとき
- 9.嫌いな酒を飲まされたとき【解決済】
- 10.酔っぱらった義父のつまらない話を延々と聞かされたとき
- 11.義母がブレーキ踏み間違えて事故ったとき
- 12.義祖母に裸を見られたとき【解決済】
- 13.要らないものを買ってこられたとき
- 14.めっちゃ電話が鳴ったとき【初期のみ】
- 15.階段下から大声で呼ばれたとき
- 16.勝手に部屋に入られたとき
- まとめ:初めはかなりつらかったけど、まぁ慣れた
二世帯がつらいと感じた瞬間16選
1.義両親にお金が無いと分かったとき
二世帯住宅を提案してきたのは義両親です。提案してきた側ですからある程度お金は援助してくれるのだろうと期待していました。
と思ったら、まさかの500万円でした。
土地は提供するから家はよろしくね。
というパターン。その結果、負担配分は以下のようになりました。
- 義祖母:1,000,000円
- 親世帯:5,763,000円+土地提供
- 子世帯:44,345,636円
金額だけ見れば85%以上を我々が負担…。
でも土地がもらえるだけ良くね?
と感じるかもしれませんが、この土地だってそもそも義祖父が買ったものです。なんでそんなにお金ないのよ…。
2.金を出さない義両親が遠慮なくオプションを追加してきたとき
お金を出さないなら質素で身の丈にあった家をつくる。そうするかと思いきや、言いたい放題でした。
部屋が狭い、最低でも8畳は欲しい。
ここの回遊性が低い、つなげてほしい
このオプションは絶対あった方が良い、たかが1~2万でしょ?
こんなに遠慮のない人間がこの世にいるのかと衝撃を受けました。これからの長い共同生活が不安でいっぱいでした。
3.おうち見学をハブられたとき
不満だらけの家だとしても、いざ着工が始まるとワクワクするものです。建築中のおうち見学は楽しみだったものの、義両親と妻は知らぬ間に何度も見学に。
何回も顔を出して大工さんに迷惑かけるのも気が引けたので、僕が行けたのは結局2回だけ。
- 着工最初の日
- 気密測定の日
もっと遊びに行きたかった…。
4.物音もたてずひっそりと過ごしているとき
夜眠れない、朝早く目が覚めてしまった、そんな日は誰にでもあります。僕は朝型なので朝4時に目が覚めることも多いです。
ただ、下の階に義両親がいるため、めちゃくちゃ気を遣って生活しています。朝、早く目が覚めてしまったときの行動はこんな感じ↓
- 基本的にはリビングから動かない
- 歩くときはそろ~り忍び足
- ドアを開ける・椅子を動かすときはゆっくり慎重に
「生活音を気をせず生活したい」と、一戸建てを手に入れる決意をしたはずなのに、何も変わっていません。
あくまで気をつけているのは「僕の生活音」だけです。子どもが走ったり、騒いだりするのはどうしようもないし、静かにさせる気もありません。
5.DIYしてたら途中で奪われたとき
週末たまにDIYをするときがあるのですが、義父に見つかると必ず奪われます。
義父は「ものいじり」が好きです。週末は車を修理したり、旧家の床板を自分で張り替えてしまうような人です。僕が家具や子供用の棚やDIYしていると、
ここはこうした方がいい。
いや、それじゃダメだな…。
ここ、ちゃんと計った?
うっるせ―――――!!!!
自分でやりたいって言ってんだから黙ってみてなさい!
6.休日の予定が勝手に決められてたとき
仕事と子育て、家族付き合いで日々疲れている僕にとって休日はかけがえのないものです。しかし、休みといえど自由とは限りません。
知らない間に休日の予定が決まっていることがあります。
今度の休みはバーベキューしようってさっき言ってたんだ!天気がいいんだって!
え?あ!そうなんですね…。
せっかくの休みが…。ゆっくりしたかったのに…読みたい本がまだ残ってたのに…。
しかし、この勢いで子どもを外に連れ出してくれる「ご褒美タイム」もあるので、そのときはゆっくり休ませてもらっています^^;
7.子どもに勝手にジュースを与えていたとき
我が家は子どもにジュースを極力与えない方針でした。水やお茶を飲まなくなるのが嫌だったからです。しかもそれを提案したのは妻。
しかし、気づけば義両親がすでにジュースをあげていました。
今日は孫ちゃんにバナナジュース作ったんだ。一瞬で全部飲んじゃったよ!
孫ちゃん、アンパンマンジュース買ってきたからあげる!
‥‥(知らんぷり)
はぁ?なんで事前に我々に聞かないの?なんで妻は何も言わないの?
この家で子育て方針を貫くのは無理だなと感じたエピソードです。
8.妻が連絡係として役に立たなかったとき
妻が連絡係として役に立たないときも悲しみが強い。義理の息子(娘)にとって、妻(夫)は二世帯生活を円満にするために大切な「架け橋」です。
架け橋がやれることはいっぱいあります。
- 親・子世帯のスケジュール調整
- 価値観のすり合わせ
- 言いにくいことをそっと伝える
実際僕も、金銭的な話し合いやお願い事は妻に頼むことが多いです。しかし、それをちょいちょい放棄します(涙)
あの件、もう伝えてくれた?
あ~、まだ。まぁどうせ言っても聞かないし。
仕事をしてください ̄  ̄)ノ バシッ
9.嫌いな酒を飲まされたとき【解決済】
同居する以前から夕食にはよく招待されていました。一緒に食事をするのは別に良かったんですが、1番苦痛だったのはお酒を必ず飲まされることでした。
僕は体質的にお酒を飲むとすぐ頭が痛くなるし、睡眠の質も激落ちします。でもそんなこと、お酒の強い義父&妻は理解できない様子。
たまになんだから相手してあげてよ、的な塩対応。我慢ならなかったので二世帯に住み始める直前に妻に伝えました。
絶対にお酒は飲まないから。ぜったいに伝えといて。じゃなきゃ夕飯は1人で食べる。
妻もさすがにヤバいと感じたのか伝えてくれたようです。二世帯に住んでからお酒を勧められることはほとんど無くなりました。
10.酔っぱらった義父のつまらない話を延々と聞かされたとき
義父はお酒を飲むと上機嫌。話が止まりません。
バブルのときはすごかったなぁ~。一晩で100万円使い切るよう営業さんに言われたりね。
いや~昔、〇〇さんって人がいてさ、飲むとめちゃくちゃ人が変わっちゃうんだよ~。
だれだよそいつ、知らねぇよ。しかもその話、もう4回目だよ(だからちょっと覚えちゃったよw)。
つまらない話を延々と聞かされるのはかなりしんどいです。毎晩上司と飲みに行っているような感覚。これがあと30年ぐらい続くのかと想像したら吐きそうでした。
けどそんな義父も医者に酒を止められてしまいました。おかげで夕飯時の口数が減ってしまい、食卓は静かです^^;
11.義母がブレーキ踏み間違えて事故ったとき
義母が63歳のとき、ブレーキを踏み間違えて隣家の壁に突っ込みました。
ビビりました。高齢者の運転事故をこんな間近で見聞きすることになろうとは…。
義母は認知症になり始めてしまったのでしょうか。80歳までは粘ってほしかったのが正直なところ。
というか、人を轢いてたらどうなってたんだろう。二世帯ならこの責任も我々が引き受けることになるのかな。これは想定してなかった…。
12.義祖母に裸を見られたとき【解決済】
義祖母は90歳を超えても足腰のしっかりしたおばあちゃん。ただし認知症があります。
僕がお風呂に入る時間は、義祖母の歯磨きタイムと被ります。そのため僕が裸になっているタイミングで脱衣所に入ってくることがしばしば。
あらごめんなさい、ごめんなさい。
とすぐ出てってくれますが、2分後にまたやってきます。そのため毎晩急いで着替えていました。
いまは施設に入っているので安心して着替えができます。
今思えば、あれもいい思い出(*^^*)←んな訳ない
13.要らないものを買ってこられたとき
義父は欲しいと思ったものは何でもすぐに買ってしまうタイプ。それは自分であっても他人であっても同じです。
要らないと伝えても「いや、あった方がいい!」と決め込んで買ってきてしまうことがしばしば。
- 大量のモンダミン
- 大量のボディーソープ
- ベランダ用のホース
- 室外機用カバー
- 僕用の靴下
- 子ども用のおもちゃ(たくさん)
無駄遣いをするんじゃない!!!
余計なもの買うなら住宅ローンの支払いを手伝って!!(-“-;)
14.めっちゃ電話が鳴ったとき【初期のみ】
我が家には、1階と2階の連絡用電話があります。
…スマホで良くね?
僕も激しくそう思っていますが、義両親の希望で設置しました。
するとどうでしょう。平日は1日2回、休日は3-5回電話が来ていました。大事なことから些細なことまで内容は様々ですが、こんなに用事があるものなのでしょうか?
今は多くても1日1回程度ですが、当時はゲンナリしていました。
15.階段下から大声で呼ばれたとき
我が家の間取りは、上下に世帯が分かれています。
- 1階に親世帯
- 2階に子世帯
そのため、2階に人の気配を感じると、義両親は階段下から声をかけてきます。
コーヒー飲まない?余ってるんだけど!
要らないでーす!
今から出掛けてくるからー!鍵かけとくよー!
はーい!
…いや、いいんですよ?大声で伝えたほうが早いのは分かるし。でもあくまで二世帯なんだしさ。もう少しお互い距離をとって、好きにしたら良いと思うんだよね。
これじゃ、ただの同居。
16.勝手に部屋に入られたとき
お互いのプライバシーはしっかり守りたい。死守するんだ!と強い気持ちで臨んだ二世帯生活。
しかし一瞬で突破されました(´・ω・`)
- 勝手に掃除
- 勝手にシェードや換気扇のメンテナンス
- しょっちゅう孫の顔を見にくる
あら不思議。毎日のように2階上がってくるではないですか。
でもね、しょっちゅう1~2階を行き来するなら、二世帯に分けた意味がないと思うんだよね。というか、勝手に部屋に入らないでほしいです(・A・)
これじゃ、ただの同居(2回目)
まとめ:初めはかなりつらかったけど、まぁ慣れた
この記事では、二世帯住宅で生活してつらかったことを紹介しました。
- 義両親にお金が無いと分かったとき
- 金を出さない義両親が遠慮なくオプションを追加してきたとき
- おうち見学をハブられたとき
- 物音もたてずひっそりと過ごしているとき
- DIYしてたら途中で奪われたとき
- 休日の予定が勝手に決められてたとき
- 子どもに勝手にジュースを与えていたとき
- 妻が連絡係として役に立たなかったとき
- 嫌いな酒を飲まされたとき【解決済】
- 酔っぱらった義父のつまらない話を延々と聞かされたとき
- 義母がブレーキ踏み間違えて事故ったとき
- 義祖母に裸を見られたとき【解決済】
- 要らないものを買ってこられたとき
- めっちゃ電話が鳴ったとき【初期のみ】
- 階段下から大声で呼ばれたとき
- 勝手に部屋に入られたとき
正直なところ、最初の1年間は何度も後悔しました。「どうにかして、新しい家を建てられないかな」とかよく考えていましたね。
しかし、精神的につらかった二世帯生活でしたが、2年も経つと気にならなくなっています。
これから二世帯を検討するのであれば、「自分だったら耐えられるのか」「慣れれば何とかなりそうか」をしっかり吟味してください。それが許容できるなら二世帯もメリットが多少あります。
実際子育てに関しては、面倒を見てもらえたりとメリットは大きいと感じています。
よ~~く検討してから決断してくださいね。
二世帯住宅のメリット・デメリットが気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
>>【1年住んで実感】二世帯住宅のメリット・デメリットを6つずつ紹介します!
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