
最近、会話中に何の話してたか分かんないときがある…。
先日、義父がそう言い出しました。
現在パートで働く(多分)66歳の義父。もともと義父は神経質なところがあり、普段から「あっちが痛い、こっちが痛い」というタイプの人なので、今回も「またか…」と軽く受け流していたのが正直なところ。
ですが、本人は不安だったんでしょう。かかりつけで診察を受けてみたら、まさかの「認知症予備軍」と言われてしまいました。
二世帯住宅で暮らす我が家は今後どうすれば良いのか!?この記事では、以下の内容をお伝えしていきます。
- 認知症予備軍とは何か?
- 実際の義父の症状
- 今後どうするか?
二世帯住宅を検討している方も、すでに住んでいる方も他人事ではないですよね。まだ方針が固まっていないですが、我が家のケースが少しでも参考になれば幸いです。

もう介護のことを本気で考えなければならないのか…憂鬱…
認知症予備軍とは?

1.認知症予備軍の症状
認知症予備軍とは、軽度認知障害(MCI)と言われており、健常者と認知症の中間の段階を指します。日常生活には支障はないですが、そのまま過ごすと約5年で半数以上が認知症に進行すると言われています。
そのため、早期の発見、適切な治療が重要となります。
2.認知症予備軍の検査
認知症予備軍の検査には、以下のようにいくつかあります。
- MCIスクリーニング検査(血液検査)
- 簡易な質問テスト
正確性を求めるなら血液検査をすることをおすすめします。義父はHDS-Rと呼ばれる簡易なテストを受けて認知症予備軍と言われたようです。
3.認知症予備軍の治療方法
認知症予備軍の治療薬は現在進行形で開発が進んでいる状況です。我が家の近隣で認知症予備軍の治療に取り組んでいる病院もあったのですが、その治療(薬)を受けるには年間300万円もお金がかかるそうです。
しかも、そんなに大金を出しても、あくまで進行を遅らせる効果しかなく、副作用のリスクも高いそうです…。

さすがに割にあわないよなぁ…
と義父もさすがに落ち込み気味でした。確かに、効果が限定的で副作用もあると聞くと慎重になりますよね。
まだ今後どうするか決心はしていないのですが、おそらく新薬の開発を待つ形になるのかなと思います。
認知症予備軍の義父、実際どんな症状だった?

認知症予備軍の症状って実際どうなの?と思う方も多いと思いますが、ぶっちゃけ僕の目線から見た義父は今までと何も変わりません。

しいていうなら、孫の名前を言い間違えることが増えた気がしました
冒頭でも伝えましたが、義父が不安になっているときも「また変なこと言ってるよ…」ぐらいの認識でした。
ただ、義父本人としては最近こんな症状を自覚していたようです。
- 会話中になんの会話をしていたか分からなくなる
- 話す内容を途中で忘れてしまう
- 人の名前だけでなく顔も思い出せない
「まあ自分も似たようなことはたまにあるよな…」程度の症状なのですが、今回は神経質な性格が功を奏して早期発見につながりました。
認知症予備軍を抱える我が家、今後どうする?

いまのところ、様子見の方針の我が家ですが、医者からは「同じことを何度も言い始めたらもう手遅れ」とのこと。

ぶっちゃけ昔から同じこと何回も言う人だけど…
という心の中でツッコみたい気持ちは置いといて、今後どうすべきか真剣に考えなければなりません。義母は「どうするよ?そうなったら施設入ってもらっとく?(笑)」と冗談交じりに言っていましたが、その言葉に含まれる不安や覚悟も、感じ取れなくはありません。
ちなみに二世帯住宅を建てるときに「介護はせずにすぐに施設にぶち込んでいい(意訳)」という言質はもらっているので僕は一切介護をするつもりはありません。
おそらく、妻も介護したくないと考えていそうです。
ただ、義母は情に厚い人なので、なんだかんだできるだけ頑張っちゃうだろうな。そして抱えきれずにこちらまで余波が飛んでくるんじゃないかなと予想しています。
早めにちゃんと話し合っとかないとですね。また進捗ありましたらご報告します。
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